春から自転車通勤を始めたけど冬も乗りきれるかな?
寒さに耐えるための準備について経験者の話を聞きたいなぁ
自転車通勤に最も厳しい季節が『冬』であり、通勤の継続を断念してしまう人が多いのもまた『冬』です。
そんな『冬』を越すためにもクロスバイク乗りには準備しておくべきことがあります。
エスケープRX3で冬を問わず6年以上も自転車通勤を続けているブログ管理人より、実体験に基づいてクロスバイク通勤で準備しておくべきアイテムをご紹介します。
この記事を読めば、冬のクロスバイク通勤にすべき対策がわかること間違いないので、ぜひ最後までご覧ください。
冬の自転車通勤を始める前の注意点
- 出勤・帰宅時での気温1℃以上のエリアにお住まいの方
- 積雪のない地域にお住まいの方
積雪や氷点下を下回る地域では転倒のリスクが高くオススメできません
豪雪地域では電車や車通勤への切り替えの検討も必要かと思います。
冬通勤に適した服装を整えよう
真冬の自転車通勤をスタートさせるためにまずは服装を整えましょう。
- 指先を風からまもる
- 頭を温める
- 首すじを温める
- 足先を風からまもる
スピードの出るクロスバイクは向い風も強く『指先』『頭』『首』『足先』は重点的にまもりたい
- コートなどの丈の長い服
- お気に入りのジャケット
- マフラーなどの長モノ
上記の服は避けたほうが無難です。
回転部分の巻き込みやオイルや雨の汚れもあるので自転車用の服装と割り切りましょう
上着はダウンジャケットなど普段着で、ズボンは自転車用のものを用意したほうが良いかと思います。
専門のサイクルグローブ
汚れるし雨で濡れるので自転車用の手袋と割り切ろう
- 自転車専用品かアウトドア系の手袋
- 指が5本に分かれている
- 防風・耐水機能つき
- スマホにタッチ機能つき
濡れると余計に冷える原因となるので、防風・耐水性の高い素材のものがオススメです。
専用品であれば上記の特性は基本的には満たしているはずです
- 革手袋
- ミトンタイプ
- ファーなど余計な装飾がある
急ブレーキをかけるべき場面では操作性の悪い革手袋ではトラブルになりかねません。
私服用の手袋とは分けて用意したほうがよいでしょう
- インナー手袋とクロスバイク用手袋を二重にして装備する
柔らかい手袋(毛糸製)をインナーにして少し大きめ冬用サイクルグローブを使用するのがオススメ。
二重にする時は血流を阻害しないようサイズを調べてから購入ください
普段使っているニット帽子
日本家政学会誌に着帽におよる研究成果が発表されています。
- 頭部の保温で体全体の熱放散を減少させ温熱快適感が得られる
- 頭部を衣服で保温することで衣服全体の保温効率アップが可能
寒冷環境や有風下において着帽した方が深部温度を保つ事ができた上、温度上昇を示した結果もあったとのこと。
お持ちのニット帽で構わないので準備しておきましょう
テープかボタン留めのネックウォーマー
付け外しが簡易なテープかスナップボタン型のネックウォーマー
マフラーは自転車の回転部に巻き込まれると非常に危険
首周りを温めるだけで防寒効果は段違いで、特にオススメはテープやボタンのあるネックウォーマーです。
頭からかぶるタイプは髪型やメガネ、お化粧が乱れるのでマジックテープがオススメ
走行中にマフラーが解けても直ぐに戻せなくてその不注意が大きな事故に繋がる恐れも…
シューズカバー・防水性の靴
冬の自転車通勤で地味にしんどいのがつま先の冷えです。
雨で濡れるとシビレや凍傷の原因になるため適切な靴選びは必須です
山用品店などで防寒性・耐水性の高い靴を購入することをオススメします。
実際にコロンビアの防水シューズと山用品の冬用靴下を併用で対応しています。
ビンディングのある自転車に乗っている場合は、専用のシューズカバーなどで対応が必要となってきます。
シリコン製のシューズカバーは持ち歩きなどの点から便利ではありますが、ペダリング時に滑るなどの危険もあるためオススメはできません。
UNIQLOやGUの”暖パン”
- 伸縮性=脚の上げやすさ
- 暖かさと防風性
- マタズレで破けない耐久性=破れても買い替えできる安価な価格
お気に入りのパンツはクローゼットにしまっておき、自転車専用パンツを作ることをオススメします。
”スポーツ用”や”自転車用”に設計された専門パンツは高機能なだけ価格も高くなります。
そんな中でオススメしたいのがUNIQLOやGUの暖パンです
- 最低気温は1℃以上、往復8kmほどであれば十分に機能してくれる
- 定価3,000円ほどでセールを狙えば更に安く購入できる
- 裏地つきで暖かく走ると温まってきて寒さは気にならなくなる
通勤時間帯を後ろにずらす
フレックスタイム制度のある会社であれば、1時間後ろにずらだけでも気温が段違いに変わります。
6時より7時。7時より8時。
時間が遅いほうが日照エリアが広がりますし、太陽の恩恵で寒風を乗り切る事ができます。早朝は暖かい地域でも道路が氷結することも。リスク回避の面でも通勤時刻の調整はマストです。
自転車通勤に誰かを巻き込む
一人では長続きしないならば、誰かを巻き込んでみるのも1つの方策です。『誰かと自転車通勤の約束事をしている』と思うだけでプレッシャーでありモチベーションになり得ます。
車通勤という退路を断つ
車通勤という逃げ道があるなら、無くしてしまおうというもの。私自身、Escape RX3を購入して2、3ヶ月で車を手放しました。年数が経っていて車検も近いというタイミングでの決断でしたが効果は絶大。生活全てが自転車中心に変わりました。
まさに劇薬。もちろん家族の使用状況なども考えつつ決断下さい。
冬場の自転車通勤まとめ
冬場の自転車通勤を始める・続けるポイントをご紹介してきました。
冬は転倒や怪我のリスクも高くなりやすいので、電車などの次善の策もあると安心です。
無理に始めるのではなく、安全走行を心掛けましょう。
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