ほぼオールインクルーシブな章月グランドホテル|北海道・札幌・定山渓|宿泊記

札幌市からほど近い定山渓には多くの温泉旅館があるため宿選びに迷っていませんか？

せっかく高いお金を払ったのに、イメージと違ったと感じてしまうと楽しい旅も台無しです。

この記事では、定山渓の章月グランドホテルのイイ所・気を付けたいポイントを解説します。

予約するかどうか判断基準になること間違いないので、是非最後までご覧ください。

総括：ほぼオールインクルーシブを体験したい人にはオススメ

2021年4月にリニューアルオープンされ、館内設備は新しく清潔感もあって大変綺麗でした。

章月さんではタイムスケジュールに沿ってイベントが沢山あり、宿泊者を飽きさせない工夫をされています。

様々なサービスが宿泊料に込み込みで楽しむ事が出来る”ほぼオールインクルーシブ”な宿と呼べると思います。

価格を抑えたい・飲み食べ放題に魅力を感じない人はオススメできない

素敵なポイントが多数ある章月さんですが、気をつけたいポイントをご紹介します。

『共用ラウンジ』でドリンクやお菓子、ビールまで楽しむことができるのが大きな魅力ですが、その料金はすでに宿泊代に折り込まれているはず。

そのため共用スペースに行かずに部屋でゆっくりしたい人、食べ飲みへの興味が薄い人には割高な価格設定かもしれません。

送迎バスを利用される方は乗車時間・乗降場所が決まっており、旅程を決める際に融通がきかなくなります。

◎チェックインから続く怒涛のおもてなし|章月グランドホテル

お番茶と大黒屋饅頭のウェルカムサービス

ラウンジでチェックイン手続きを終えるとウェルカムサービスとして頂きました。

世界中のはちみつバイキングとクラッカー＆ナッツ

『こんなに種類があるの？』と思うほど世界各地のはちみつが楽しめるというバイキング。

ベーシックな”アカシア”に加えて、”ブルーベリー”や”さくら”の変わり種まで6～8種の蜂蜜が並びます。

夕食後のデザートタイムにはアイスが提供されるので、それにかけるのもまた美味！

コーヒーや紅茶・オレンジジュースなどは、ラウンジが開いている時間帯(7:30～22:00)は何時でも飲むことができました。

【時間厳守】1時間限定で湯上りビール飲み放題

ビール好きの方に朗報。何と、時間内であればビール飲み放題！

冷蔵庫で冷やされた小ぶりなグラスを毎回つかうので、ぬるくなる前に飲み切れます。

ビールサーバーにグラスをセットすると自動でグラスを傾けて注いでくれるので、簡単に黄金比のビールができます。

この素晴らしい湯上りビールサービス、銘柄はアサヒビール！

サッポロじゃないんかーい！と、ちっちゃくツッコミを入れつつ美味しく頂きました。風呂上がりの1杯が体に染みわたります！

夕食あとにデザート＆コーヒー

質・量ともにタップリの夕食を食べ終えても食後のデザートも楽しむことができます。

宿泊が12月ということもあり、サンタのデコが施されたスイーツが準備されていました。

デカフェの珈琲と紅茶が常設されて、夜寝る前でも心置きなくコーヒーを頂く事が出来ました。

1日の〆はお夜食の夜鳴きそば

さらにさらに、夕食、お風呂を終えて小腹が空いておられる方には『夜泣きそば』まで堪能できます。

優しい関東風の御出汁で小エビ、じゃこ、あおさ、ネギのトッピングも用意されています。

チョコレート＆コーヒーで朝のひと時を楽しむ

朝食を終えるとコーヒーとチョコレート・クッキー、冷やしぜんざいなど軽食がいただけます。

◎ずっと座っていたい！居心地のよいラウンジ|章月グランドホテル

おもてなしイベントは全てラウンジで開催されています。

中央に大きな暖炉・夜は火を見ながら贅沢な時間を

ラウンジ中央には大きな暖炉があり、夜間はキャンドルと共に火が入ります。

見ていて飽きませんね。

お気に入りの椅子やテーブルを探そう

暖炉の周りだけでなく、ラウンジ全体にテーブルと椅子セットが置かれています。

私のお気に入りは窓辺の大きなイスです。

居心地のよい場所を確保するのも楽しむための秘訣かなと思います。

絶景の定山渓の景色・冬季なら雪景色

ラウンジは窓一面がガラスでどこからでも定山渓の景色が楽しめます。

大きな椅子に腰かけて『お菓子』を頂きながら眼下に拡がる渓流や雪景色を眺める。非常に贅沢な時間を過ごす事が出来ました。

朝方の定山渓も非日常感が感じられてステキでした。

◎清潔感あふれるオシャレ内装のお部屋|章月グランドホテル

章月グランドホテルはリニューアルされていることもあって館内全体が新しくお部屋も清潔感があって好印象です。

宿泊したお部屋情報：2階のスーペリアツインルーム

宿泊したのは202号室のスーペリアツインルーム。部屋番号の見せ方から「なるほど！」と少し感動しました。

木の温もりを残したルームキーでした。

章月・部屋 | スーペリアツインルームの内装

ツインベッドは十分に広くぐっすりと眠れました。

お部屋は琉球畳が敷かれていて裸足で歩いても心地よい感じ。

加湿器も常設されていたので、暖房で部屋が乾燥し過ぎる事を防ぐことができます。

窓際のソファベッドも居心地良しでした。

章月・部屋 | ラウンジとはまた違って見える雪景色と渓流

建物の構造上、ラウンジは6Fです。

部屋からはラウンジとは違った角度の景色が広がっていました。

章月グランドホテルさん温泉は定山渓の絶景と共に

露天風呂が特にすばらしいと感じた章月さんの温泉についてご紹介します。

章月さんの温泉は源泉かけ流し！

源泉かけ流しのお湯は、強い硫黄臭なども無くて私にとっては居心地の良い温泉でした。

内湯の大浴場は三段式で中段は寝転ぶことができ、浴槽によってぬるめと熱めに設定されていました。

内湯も露天風呂も渓流に面しているのでロケーションも素晴らしい。

大浴場は夜／朝で男・女が交代になる

早朝には男女の風呂が入れ替わります。

◎凍えながら階段を降りた先には絶景の露天風呂！

初日は、内湯から外に出てワンフロアほど階段を降りて露天風呂まで向かいました。

この階段が結構長く、ガチガチに震えながらも辿り着いた雪見風呂は最高の一言。

雪がチラチラと降る中、氷点下での露天風呂はついつい長風呂になってしまうので、脱水などには注意です。

源泉蒸し風呂はサウナ苦手な方にも是非

源泉から生まれる湯けむりを利用した”源泉蒸し風呂”もあり、肌に無理なく発汗できるとのこと。

身体への負担がマイルドな感じでした。従来のサウナが苦手な方に試してほしい浴法です。

章月グランドホテルのお楽しみのお食事をご紹介！

温泉宿に泊まりたくなる大きな理由の一つ１つがお食事。

特に夕食はメインイベントで冬仕様のコース料理になっていました。

食卓にはメニュー表に加えて、総料理長からの各料理に対する熱いメッセージが記されていました。

食前酒のカクテルロランジュ・リュミエール」から始まるステキな夕食

章月・定山渓・札幌・北海道にまつわるストーリーをちりばめた前菜７種盛り

「カマンベールチーズの蜂蜜焼き」はコーヒーの蜂蜜とチーズの組み合わせは珍しい。

熱々！北海道産柳の舞の真丈　〜澄まし仕立て〜

”柳の舞”とは魚の名前で、鮮度落ちが早いので”生食”ができるのは北海道だけとのこと。

マグロ、ホタテ、ボタンエビ、クエ、タラの昆布〆、ウーロン茶のゼリー

お魚の種類とオススメの醤油を覚えられない人に朗報！メニュー表に載せてくれています。

章月さん特製「アワビの姿の蒸し焼き」

「アワビの姿の蒸し焼き」は、濃縮されたうま味が魅力で、ひじょーに柔らかくおいしかった。

濃厚なカブのエスプーマソースはもちろんのこと、柚子胡椒で味の変化も楽しめます。

【シェフからのサプライズ】蜜柑くん(蜜柑の燻製)

ここで献立表に載っていない料理が登場！

器の蓋を開けた瞬間、ふわりと燻製香が立ち上がります。

蜜柑を燻製するなんて想像したことがなかったためとてもびっくりしました。

燻製することにより甘みも強くなっているようで、燻された重厚な香りと蜜柑のさわやかな酸味、そして生ハム・味噌の塩味がベストマッチでした！

３種類の調味料で楽しむ「白老牛のステーキ」

北海道ナンバーワンのブランド牛肉「白老牛」と「山椒南蛮チップ」をまぶして焼き上げたステーキ。

焼き石は熱々で野菜も焼けるほど。３種のソースに加えて山わさびを合わせて頂きました。

【食事・留椀・香の物＆ごはんのお供】

冬ならではの「棒鱈の煮付け」や「カニのふりかけ」と白米です。

強肴と一緒にお出しして頂きました。お肉が非常にジューシーなので、ご飯が進む！

朝から豪華！三段重とプチバイキング

朝食時間は7:00から30分置きに選べて、私たちは7：30スタートを選択。

朝風呂に出かけた後に朝食会場へと向かいました。

ごはんのお供がズラリと並ぶ三段重とみぞれ鍋

三段重は逆台形でご飯のお供にピッタリなおかず達が。

◎米粒の”立つ”釜炊きご飯が美味しい

食事の途中で「ゆめぴりか」の釜炊きご飯が届きました。”お米の粒が立つ”ってこういうことか～と感心させられました。

三段重のほかにもプチバイキングを楽しめる

プチバイキングとして以下のものが食べ放題に。

章月グランドホテルへのアクセス情報

章月さんは札幌市内から約30kmほど離れた定山渓にある老舗旅館で、車かバスでアクセスできます。

街中の喧騒から離れて非日常を楽しむことのできるバツグンのロケーションです。

新千歳空港からならレンタカーも選択肢

新千歳空港かJR札幌駅近くで借りるのが一般的かと思います。

JR札幌駅～章月グランドホテルまで送迎バスもアリ

JR札幌駅の北口集合で送迎バスも予約できます。

定山渓の他のお宿もJR北口が集合場所ですので『章月グランドホテル』行きの担当者を探してください。

寄り道なく直行しますが30分〜60分ほどかかり、特に帰り道はJR札幌駅近くで混雑する恐れがあります。

章月グランドホテル宿泊記まとめ

”食のイベント”が沢山あり、自室よりもラウンジで過ごす時間が多くなりがちです。

そうなるとラウンジの収容人数が気になりますが、宿泊した日は夕方や朝の最も混んでいそうな時間帯も快適に優雅な時間を楽しむことができました。

札幌市内にほど近い定山渓で、ちょっと贅沢な1日を過ごしたい方にはオススメしたいお宿でした。