東京オリンピックのメインスタジアムとして使用された新国立競技場ですが、最近一般の観客も入って楽しめるイベントが増えてきました。
イベントに申し込みたいけど席の様子はどんな感じ?
憧れの選手のプレーを特等席で観たい!!
どのような設備や席があるのかまだ不明点が多いこの競技場ですが、今回我々は最上位席であるプレミアムシートのチケットをGETすることができました。
名前からもその席のすばらしさが伺えますが、我々の想像を超える良席でした!
国立競技場【SS席108ブロック】はリアル神席!!ラグビー代表戦・観戦レビュー
国立競技場 | 昼間のスポーツ観戦で注意したい日光の影響・オススメの座席を紹介
- 新国立競技場の【プレミアムシート】のココがスゴイ!
- 新国立競技場の【プレミアムシート】はメインスタンド2階層にある
- プレミアムシートは一番イベントが見やすい座席
- 【国立競技場】メインスタンド側は西日の影響なく試合が見られる
- 【国立競技場】プレミアムシートの椅子がすばらしい!
- 実況席に近い特権:解説の音漏れが聞こえる事も!
- プレミアムシート専用フロアについて
- デメリット|専用競技場でないため客席からフィールドまでが遠い
- 結論:新国立競技場のプレミアムシートは素晴らしい席だった
- 新国立競技場の【プレミアムシート】で見る、ラグビーリーグONE 決勝戦
- 国立競技場の【プレミアムシート】を徹底解説!最上位席はここが凄かった!【参戦レビュー】 まとめ
新国立競技場の【プレミアムシート】のココがスゴイ!
ここからが本編です。
以下に記録として、極個人的なレビューと写真などを載せます。
新国立競技場の【プレミアムシート】はメインスタンド2階層にある
新国立競技場は楕円形のスタジアムで、その客席は大きく3階層に分かれています。
プレミアムシートはメインスタンド側の2階層に位置し、同席の上にはVIP席(貴賓室)や各チームの首脳陣室、実況室などがあります。
プレミアムシートは貴賓席(左上部)のすぐ下部です。
開会式には室伏スポーツ庁長官や、森喜朗元総理の姿も見えました。
プレミアムシートは一番イベントが見やすい座席
そこから見える景色はTV中継の画角にそっくりでした!
一番イベントが見やすいように設計された座席であることが伺えます。
【メリット】
首を左右・前後に動かしたりしなくても全景が見える
座った時に視野があまり下がらず自然な体勢でピッチを見られる
左右にある大型ビジョンも少しの首の動きで見られる
【デメリット】
やや距離があるため人物などは小さい
ピッチからの音が聞こえにくい
細かく見たい時は双眼鏡などは必須
さらに最上位席なだけあって、利用者はラグビー協会やチーム関係者などが多い様子でした。
熱狂的すぎて口が悪くなるファンは見受けられず、治安がいい席であるともいえるでしょう。
ちなみに他の階層については、
1階層の席はピッチに近いため音なども楽しめる一方、俯瞰しようとしても角度が小さいために試合が見えにくいことがありました。またモニターを見るのに首を大きく動かす必要があるなどの問題点がありました。
同様に3階層席はピッチから遠いため俯瞰で見るのはいいけれど、小さすぎて物足りないようです。
さらに前の席との間隔が狭く角度も急なので、転ばないか不安になると話している方もいました。
国立競技場の超絶良席【カテゴリー1・SS席108ブロック】での観戦レビューもあります。
カテゴリー1・SS席108ブロックがどこかというと『1階層メインスタジアムのど真ん中、入場ゲートのレッドカーペット真上の席』です。
こちらより確認ください。
また1階層SS席の席列の高さごとの見え方についてはこちらを参照ください。
【国立競技場】最前列≠ベスト!?第1層SS席の選び方&見え方|座席列による景色の違いを紹介
【国立競技場】メインスタンド側は西日の影響なく試合が見られる
新国立競技場は西向きのスタジアムのため、メインスタンド側は午後は日陰となります。
一方反対のバックスタンド側は強烈な西日に照らされることになります。
バックスタンド側での観戦時は、サングラスや日焼け防止グッズは必須です
バックサイド側は西日対策が必須!!
実際に参戦した日は快晴で、試合開始は西日の影響が最も強い15:00というバックスタンド側での観戦に不向きのコンディションでした。
時間の経過とともに影が座席を覆っていきましたが、日が出ている間は眩しすぎてサングラスなしでは試合に集中できないと思います。
西日の影響は季節で異なる
また夏場と冬場では太陽の角度が異なるため、西日の影響が出る範囲が変わってきます。
上の写真は夏(7月)ですが、1階層の席全体が西日に照らされていました。
秋(10月)にバックサイド側で観戦した際は、カテゴリー1(1階層)SS席127ブロックでも西日の影響がなく試合を見ることができました。
直射日光は短時間であっても疲労の要因!しっかり対策を!!
【国立競技場】プレミアムシートの椅子がすばらしい!
プレミアムシートと名打つだけあり、その椅子さえもプレミアムです!!
シートは高級感のある革張りでふかふか!
スタジアムなどでよくある跳ね上げ型のシートなのですが、座面および背もたれ部分はプレミアム感がある皮張りな上クッションが効いていてふかふかです。
他のドームやスタジアムで硬いシートに慣れている私たちには衝撃でした。
日頃のスポーツ観戦の良き友である座席用折り畳みクッションは出番なしでした!
座面もゆったりしていて、個人的な体感としては狭い事で有名な甲子園球場の外野席の座面の2倍はあるのではないかと思います。
身体が大きい海外の方も窮屈な思いをせずに観戦できること間違いなしです!
両腕用ひじ掛けでパーソナルスペースをしっかり確保できるゆったり設計
しかも各椅子には両腕用のひじ掛けが!!
隣の人とのひじ掛けを巡る不毛な争いとは無縁な席なのです
しかもシートから適度に離れているため腕を内側に入れても自然な体勢をとれる、完璧なポジショニングです。
フロア面ももちろん広々設計!
前の席までのフロアも広くとられており、座ったままでも少しよければ難なく人が通り抜けられました。
フロアについては階層や何段目かによっても違ってくるようですが、プレミアムシートはパーソナルスペースが広くとられています。
どの席でも快適に過ごせるような設計が嬉しい席です。
実況席に近い特権:解説の音漏れが聞こえる事も!
我々が座った位置は実況席のほぼ真下の位置だったため、実況席からの声が聞こえてきました。
正直RWCからのにわかファンの我々は、すべてのプレーを自分たちだけでは理解できないことがあります。
クラブチームによっては選手によるリアルタイム実況解説を配信しているところもありますが、残念ながら今回の試合ではありませんでした。
そのため実況席からの音漏れは正に助け舟。
その声に耳をそばだてつつ試合を観戦しました。
プレミアムシート専用フロアについて
スタジアムでは各ブロックに入るゲートの前でチケットの確認をされることがありますが、プレミアムシートはゲートではなくドアでフロアが完全に分けられています。
境界のドアの前でチケットチェックするので、他のチケットの人は入れません
ノーマルのフロアはモルタルの通路とコンクリート打ちっぱなし天井のスタイリッシュな作りになっていますが、プレミアムシート用フロアに入るとなんとそこはふかふかの絨毯張り!
そして心なしか冷房の設定が強い!!
人口密度が低いせいかとも思いましたが、ゲートとなるドアを境に明らかに涼しいのです。
これがプレミアムの特権か…と思うのは庶民のサガなのかもしれません。
少ないけれどプレミアムシートエリア専用のパウダールームも整備あり
プレミアムシートの専用フロア内にはパウダールームも整備されています。
パウダールームの個室の数は4つと他のフロアより少ないため、男女共にハーフタイムには長蛇の列が出来ていました。
急いでいる時はチケットを持って他フロアへ行くのも手かもしれません。
最も近いノーマルフロアの女子トイレは個室が20以上ありました
プレミアムシートの専用フロア内にラウンジがある!!
今回のイベントでは使用されていませんでしたがラウンジがありました。
イベントによってはラウンジでケータリングやドリンクを提供のあるチケットも販売されています。
警備員さんが入口前に立っており、中までは見られませんでしたがパーティや披露宴なども開けそうなバンケットスペースのようです。
イベントの熱狂を体感しながらラグジュアリーなサービスを受けられるなんて素敵!
スタジアムグルメについては下記のページで紹介しています。
ご参照ください。
国立競技場を食べつくせ!スタジアムグルメ&フードショップを紹介
デメリット|専用競技場でないため客席からフィールドまでが遠い
今回私たちはラグビーを観戦しましたが、新国立競技場は陸上トラックなどを有する多目的スタジアムのためラグビーの試合を行う場合はフィールドはトラックの中に用意されています。
そのためラグビーの専用競技場とは異なり、フィールドから客席までが遠い設計になっています。
距離がある分どうしてもデメリットもいくつか見受けられました。
しかし新国立競技場に来た!という達成感、目新しさ・レア感が味わえ、テンションが上がる人も多いと思います。
専門競技場ではなくても新国立競技場でのスポーツ観戦は、個人的には経験としてはアリだと思っています。
専用競技場のような迫力は感じにくい
選手たちの力強いアタックを生で見てタックルの弾ける衝突音を聞く、そんな迫力に魅了されているラグビーファンは多いと思います。
しかし新国立では選手から遠い分、迫力が減って見えがちです。
プレミアムシートは2層目に位置しているため、天井席までではないものの遠さを感じました。
秩父宮や花園などの迫力に慣れているファンには物足りないかも
選手の表情や細かい様子は見えないことが多く、双眼鏡は必須
距離がある分細かい部分は見えなくなくなるのが大型競技場のデメリットです。
しかしプレミアムシートは見やすい位置に大型ビジョンあるので、カメラで抜かれたものは問題なくみることができます。
しかし自分で特定のモノを見たい場合は、双眼鏡などがあった方がいい席だと感じました。
ピッチまでの距離があるので、しっかりと見たいのであれば広角のスポーツ用双眼鏡がオススメです。
推し活ガチ勢の方なら、防振双眼鏡がオススメです。
下記にジャニオタ目線ではありますがレビューも載せています。
【ケンコーVcSmart 】ライブにおすすめ!ジャニオタ的・防振双眼鏡レビュー|オタ活・推し活のQOL爆上がり↑
結論:新国立競技場のプレミアムシートは素晴らしい席だった
実際にプレミアムシートを利用した感想は、最高の一言です。
もちろん人によって観戦時に何を求めるかは違ってきますが、お財布事情と距離感さえ許せばプレミアムシートは『現地の熱気や雰囲気を直に感じながらスポーツを快適に楽しめる、まさに最高席』なのです。
経験を買うことを加味すると、コスパ最強かもしれません。
私個人的に今まで利用してきた競技場などとのギャップが大きかったこともあり、今回の観戦は大変思い出深いものになりました。
新国立競技場の【プレミアムシート】で見る、ラグビーリーグONE 決勝戦
我々が手に入れたのはJAPAN Rugby League ONEのプレイオフの決勝チケットでした。
対戦カードはサントリーサンゴリアスvsパナソニックワイルドナイツです。
実際の席割とその価格は上の通りです。
値段は最安値であるサポーターズシート上層¥2,500から、最高値のであるプレミアムシート¥15,000 (大人1人、ペアチケット除く)と幅を持たせた価格設定でした。
プレイオフファイナルとはいえ、野球やサッカーの試合と比較してもやや高価な印象です。
試合が見やすいSS席でも万札が飛んでいく値段なので、友人を誘って気軽に行こうとはなりにくいかなぁと思います。
もう少し新規ファンやライトなファン層にも手が出しやすい価格設定なら、動員数も増えるのではないかとも思いました。
また、COVID-19の感染対策のため全ての席を解放している訳ではないようで、当日上層部にはまとまった空席も見られました。
試合は堅いキック戦
ラグビーはジャイアントキリングが起きにくいスポーツと言われていますが、実力が拮抗している試合の場合はトライではなくキックでの得点が勝敗を左右します。
今回の決勝戦はサントリーサンゴリアスvsパナソニックワイルドナイツの試合で、昨年のトップリーグのファイナルと同じカードでの対戦です。
実際実力はほぼ拮抗しており、ほとんどがペナルティーキックによる得点でした。
サントリーサンゴリアスはリーグ戦において、ニュージーランドのAll Blacksの一員であるダミアン・マッケンジー選手を中心に多彩なプレイで我々を魅了してきました。
しかし今回の試合では守備の堅いパナソニックワイルドナイツの前にトライ数0で敗れました。
パナソニックワイルドナイツは規律の順守という点でとても優れたチームであり、ラックなどでボールに絡む場合も攻め時と引き際の判断がよいのが印象的でした。
ペナルティーをおかさず相手にポイントのチャンスを与えない、締まったプレーが見られました。
国立競技場の【プレミアムシート】を徹底解説!最上位席はここが凄かった!【参戦レビュー】 まとめ
新国立競技場でのスポーツ観戦は普段通うスタジアムとは違う特別感を味わわせてくれます。
たくさん座席の種類はあると思いますが、プレミアムシートで更なる非日常感を堪能しながらスポーツの熱狂に触れるのはいい経験になること間違いなしです!!
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