京都府は伊根町は舟屋群が有名で、日本のベニス(ベネチア)とも呼ばれます。
舟屋の中には一棟貸しの宿として貸出されている場所があり、一般の人でも宿泊が可能です。
ご家族・友人などのグループ旅行で気兼ねなくお家タイムをゆったり楽しむことができる、贅沢なお宿です。
そんな舟屋ステイを検討されている方にとって、不安に感じることは夕食ではないでしょうか?
●食事提供の対応について(海凪(みなぎ))
https://www.ine-kankou.jp/inn/minagi2
食事は周辺の飲食店や仕出し手配などを利用してもらうこととし“素泊まり”となっています。
上記のように食事なし素泊まりの舟屋が多いです。周辺の飲食店と言っても個人経営のお店が多く、仕入の問題もあるので夜間にフラッと立ち寄れるお店は無いと思ったほうが無難です。
夕食については必ず電話をかけて予約しておきましょう。
予約客がいないと早めに店じまいすることもあるようです
伊根町観光協会のホームページには町内の飲食店がいくつか載せられています。
私たちが夕食で利用したのが『鮨割烹 海宮』さんです。”わだつみ”と読みます。
舟屋ステイについては以下の記事で触れています。
『鮨割烹 海宮(わだつみ)』のアクセス情報
海宮さんはCAFEも併設されていている『舟屋日和』の食事どころであり夕食だけでなくランチ営業もされています。
『鮨割烹 海宮』の立地について
宿泊棟が多い舟屋エリアから徒歩5分ほど。
伊根漁港のすぐ隣ということで鮮度には間違いないという好立地です。
『鮨割烹 海宮』には駐車場なし
店前に駐車場はありません。
観光協会か山上の道の駅に車を停めて歩いていきましょう。
夕食メニューについて
季節や仕入れによってメニューは変わるようです。
夜は寿司やコース料理をご提供。地酒とともに、伊根ブリやマグロをはじめ、地元を代表する魚をご堪能ください。春から夏は牡蠣、冬はブリしゃぶやカニのコースなどもあります。
https://www.ine-kankou.jp/taste/wadatsumi
基本的にはコース料理から選ぶことになるかと思うので、海宮さんの公式ホームページより抜粋しました。伊根ぶりコースは冬季限定メニューです。
予約時にお店の方に教えて頂いたこととしては、料理の量として結構多いということ。両親を含む4人での予約でしたが、両親の食事量が多くないと伝えると、コース料理を2人前にして足りない分は単品で注文してはどうかと提案頂きました。これが大正解でした。
コース料理を人数分頼まない点をお店に承知してもらいましたが、詳しくはお店に確認して下さい。
11月の冬季の宿泊ということで旬のブリを食べたかったので、以下の内容で予約しました。
- 季節の御膳 浦凪(うらなぎ) ¥8,800 ×1人前
- 伊根ぶりコース ¥8,000 ×1人前
浦凪のコース内容については詳しく記録を残していないのですが、¥5,500の魚見(いおみ)コースの”質”と”量”ともに上がったコースと記憶しています。小食な方であれば2人分のコースと言っても何らおかしくない量だったと思います。
『ぶりしゃぶ』って初めて頂きました。刺身でも美味しいブリをしゃぶしゃぶして、なんとも贅沢な食べ方!
間違いのない刺身たち。美味しくない訳がない!お寿司も美味しくかったので、単品で追加注文しました。
他にもとってもたくさんの料理があったのですが、写真を撮り忘れていてお伝えできないのが残念です…。
単品のオーダーについて
単品のお料理についてですが、お品書きはありましたが、握り、季節のお刺身などざっくりとしたものでした。
食材も仕入状況によるため、来店後に何を提供頂けるかを給仕して下さるスタッフさんを通して確認し、注文しました。私たちが訪問した際は梅貝のお造りともずく酢、握りの追加をオーダーさせて頂きました。
実際、単品はあまり普段受け付けていないようです。当日の予約状況などでも対応の可否は変わるようなので、事前のお店への確認は必須です。
最後に
伊根町の夕食ができるお店は限られてしまいますが、魚料理に間違いなしです。
舟屋には調理器具も揃っているところが多く食材の持ち込みも推奨されていますが、専門店で海の幸を味わってはいかがでしょうか。
ただし予約は忘れずに。
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