佐賀・長崎エリアでサウナも楽しめる温泉宿ってどこかな?
『らかんの湯』のサウナに興味はあるけど…初心者でも楽しめる?
御船山楽園ホテルさんは佐賀県・武雄温泉にあり、『チームラボ監修ランタン飾りのロビー』『サウナシュラン殿堂入りのサウナ』が有名なお宿です。
実際に宿泊してみて、良くなかった点、非常に素晴らしかった点と賛否が多くあったお宿と感じています。
長崎・佐賀エリアで後悔しない宿選びをするためにも、正直にレビューした本記事を是非とも最後までご覧ください。
この記事をオススメしたい人
- 長崎・佐賀で宿を探している
- らかんの湯に興味がある
- 御船山楽園ホテルの正直なレビューが知りたい
この記事に興味がある人にオススメ
結論:サウナ・チームラボ重視の方はオススメ
私たちの宿泊条件
- 時期:10月末(チームラボイベント開催中)
- 部屋:本館和室(2人宿泊)
- 料金:¥20,900/人
御船山楽園ホテルの良いところ
- ◎チームラボ作ロビーに感動
- ◎初級者でも楽しめるサウナ
- ◎森林浴で極上にととのう
- ◯オリジナル料理が楽しい
チームラボの展示、サウナを期待している人にはオススメできます。
日帰り入浴の方も体験はできますが、日中は混雑しており鑑賞も入浴も早朝が最適なので宿泊すべしと感じました。
お部屋・設備の新しさ重視の人はオススメできない
御船山楽園ホテルのイマイチ
- ✖本館和室はアチコチに古さを感じる
- ✖エレベーターが無い
『本館和室』に宿泊しましたが、設備や見た目などアチコチに古さを感じました。
宿で一番多くの時間を過ごすであろうお部屋を重視する方にはおススメできないです。
また設備の古さの1つとして、エレベーターが無く足腰の弱い人にとっては辛いのもマイナスポイントです。
サウナシュラン殿堂入りのサウナを誇る『らかんの湯』
御船山楽園ホテルさんの『らかんの湯』はサウナも全国有数でサウナシュランを2年連続で獲得し殿堂入りするほど。
サウナ歴の浅い私でも楽しめで詳細をレビューします
ココがわかる!
- ◎素人に嬉しい手引き書
- 待ち合わせにできる休憩室
- ◎キッチリ冷やされた水風呂
- ✖整いスペースが足りない
- ◎極上の休憩室で整う幸福感
- ◎宿泊者限定で早朝に男女入れ替え
- ✖日中は日帰り入浴のために混雑
◎サウナ素人に嬉しい手引書
お部屋には『サウナの手引書』が置いてあり、サウナに詳しくない私にはありがたく感じました。
特に目の悪い人はマップるべし!どこに何があるか把握しておいた方がよい
浴場に行ってしまうと最低限の表示しかなく、照明も暗めです。
目の悪い私は『サウナマット』『サウナ室の表示』すら初見で把握できませんでした。
焦る気持ちを抑えて、サウナの楽しみ方とともに手引書は読んでおくべきかと感じました。
サウナ休憩室すごい、星空が見えるよ、寝転びシートなら上が見える、アロマいれるタイミングわからん
待ち合わせにできる休憩室
お風呂近くにはある休憩は友達との待合室としても利用できそう。
にがり水もで水分補給もできたので、入浴の前後で訪れておきたいところ。
大浴場設備の男vs女の格差はなし
男性大浴場
- セルフロウリュ(御船山の天然水と佐賀嬉野産ほうじ茶)を楽しむドライサウナ
- 16℃に冷却した温泉水を使った水風呂
- 御船山の自然を感じながらの大露天風呂
- 外気浴スペース
- 喫茶スペース
女性大浴場
- セルフロウリュ(御船山の天然水)とキューゲル(サウナストーブに乗せて香りを愉しむアロマボール)を楽しめるドライサウナ
- 17℃に冷却した温泉水を使った水風呂
- スチームサウナ
- 御船山の自然を間近に感じながらの露天風呂
- 外気浴スペース
- 喫茶スペース(自家製プリンやデトックスウォーター)
ホームページを見て『女性だけ休憩室があってズルい!』と思ってましたが、男性側にも立派な休憩室がありました。
スチームサウナは女性側にしかありませんが、個人的には息苦しくて楽しめなかったので、男女間での設備に差は無いのかなと感じました。
ほうじ茶やキューゲルのセルフロウリュを楽しむサウナ
サウナ初心者の感想
- ✖ほうじ茶・アロマの香りは分からない
- ◎肌が焼ける感覚なく、自然と発汗する
- ✖日中のサウナ室は満員に近い稼働率
- ◎囁くような森林BGMでサウナに集中
ロウリュとは、サウナストーンに水をかけて熱い蒸気を発生させ、室内の温度を一気に上げて発汗を促すこと。
男性側は『御船山の天然水』『佐賀嬉野産ほうじ茶』、女性側は『御船山の天然水』でセルフロウリュを楽しめます。
女性のサウナでは、サウナストーブにキューゲル(アロマボール)をいれて香りを楽しむという仕掛けも。
正直なところ、ほうじ茶、アロマの香りはよく分からず…
今までのサウナで苦手だった『肌が焼けるような感覚』は無く、自然と汗が噴き出してくる感覚が心地よく感じました。
日帰り入浴の方もいらっしゃるので、日中のドライサウナ室は満員に近い稼働率で他人のちょっとした所作が気になるところは少しマイナス。
人が少ないタイミングで入れた際には、囁くようなボリュームの森林BGMに聞き入りながら集中してサウナを楽しめたと思います。
◎キッチリ冷やされた水風呂
水風呂の横にはシャワーがあり、サウナで流した汗を頭から洗い流せるのはGood。
サウナ室➔シャワー➔水風呂と無駄のない動線でした
男湯では16℃、女湯は17℃に冷却した温泉水を使った水風呂でキッチリ冷やされていました。
初めは冷たく辛かった水風呂も、2回目からは心地よいものに変わりました。
✖整いスペースが足りない
男性浴場の整いスペースは、イスがわずか3~4脚と圧倒的に不足していました。
屋外で寝そべって整うという光景が当たり前のようで、最初は異常に見えていたのですが…。
自分も寝そべって過ごしてみると最高に気持ちはよかった…
らかんの湯の露天・屋外スペースは御船山の自然に囲まれていています。
木々の音や鳥のさえずり、風の音を聞いているうちに意識は遠くに沈んでいく感覚がありました。
しかし、イスはもう少しあってもよいのではと感じました。
◎極上の喫茶室で整う幸福感
露天・屋外スペースからは喫茶室に入ることができました(2023年11月のホームページには未掲載)。
極上の喫茶室
- 大きなチェア2つ/暖炉まわりチェア4つ(男性側)
- 水・デトックスウォーター
- プリン・ドライフルーツなど
- 星空を眺めながらの整い体験
サウナには欠かせない水分補給として、水はもちろんデトックスウォーターを頂くことができます。
さらにプリン(1人1つまで)、ようかん、塩分、ドライフルーツに加えて、男湯では暖炉の火で芋モチを焼いて食べることもできました。
私のイチオシは夜間の入浴です。
男性側の休憩室は天井・側面がガラス張りで、ソファに寝そべりながら星空を眺めてボーっと過ごすのが至福でした。
◎宿泊者限定で早朝に男女入れ替え
宿泊者は『15時~24時』と『6時~10時30分』で男女の入れ替えが実施されます。
宿泊すれば男性でもアロマキューゲルを体験できます!
喫茶室のスイーツも男女で違っていたので、ぜひとも全て食べておきたいところ。
✖日中は日帰り入浴のために混雑
予約制ですが、2時間30分おきに男女各10人ずつが日帰り入浴として利用できます。
らかんの湯・日帰り入浴
- 1部 15:00~17:30(男女各10名)
- 2部 17:30~20:00(男女各10名)
- 3部 19:30~22:00(男女各10名)
- 4部 21:30~24:00(男女各10名)
特に秋ごろのチームラボイベントの開催中は、観覧と入浴のセット券もあるためか15時~夕食頃までは非常に混み合っていました。
一方で、夕食後の22時前後や翌朝の7時前後であれば、ゆっくりと温泉とサウナを楽しむことができました。
朝7時前であれば自分を含めて、たったの3人!ほぼ貸し切り!!
本館和室・正直レビュー | 古めで使い勝手も劣る部屋
部屋数も多いので大半の方が候補に考えるのが『本館和室』では?
そんな御船山楽園ホテルで最もリーズナブルな部屋『本館和室』について正直にレビューしていきます。
ココがわかる!
- ✖本館和室はHPの写真よりも古びたイメージ
- ✖ロビーから部屋までエレベーターなし
- 【公式より詳しい】写真でわかる本館和室
本館和室はHPの写真よりも古びたイメージ
本館和室の残念3つ
- ✖古さ・汚れが目につく
- ✖窓からの眺望は雑草で台無し
- ✖コンセントが少ない・使いやすい位置に無い
公式HPの画像からはいい部屋だなと思ったのですが…
実際には年季が入っていて室内のアチコチに汚れやダメージが散見され使い勝手も悪い部屋だと感じました。
部屋に入るとカビ臭い匂いも…期待していただけに残念な想い
細かなところですがカーテンにも汚れが目立ち、あまり気持ちのよいものではありませんでした。
お部屋からの眺望についても窓際が草ボーボーで…
一度外を見ればもう2度と見ようとは思いませんでした。
時期や部屋位置でも変わるんでしょうが…なんとも残念
また部屋中のコンセント総数が少ないという問題にも直面しました。
テレビなど家電が繋がっているところを除くと、『電話機の横に2か所』『小上がりに1か所』しか見当たりません。
布団に入ってしまうと1台しか充電できませんでした
ロビーから部屋までエレベーターなし
お部屋のあるフロアは建物の2階か3階です。
しかし1階(ロビー)からはエレベーターが無く階段を使うしかありません。
チェックインのときは大きな荷物は部屋まで持ち運んで頂けましたが…帰りは自力で降ろすハメに…
ご高齢の方、足腰の悪い方にはおススメはしづらいのかなと感じました。
【公式より詳しい】写真でわかる本館和室
本館2階の廊下、お部屋の前です。
カギはカードキー式で2枚いただけました。
玄関に入ってすぐの扉が洗面所とお風呂です。
洗面台は昔ながらの感じです。イスだけミスマッチな感じ。
洗面台には『ハンドソープ』『化粧水・乳液・クレンジング・』『コップ』『ドライヤー』『アメニティ類』が管理されていました。
化粧水なんかはPOLA、ドライヤはパナソニック製です
ひととおりのアメニティがそろいます。
トイレ、お風呂も洗面台と同様に昔ながらの設備でした。
廊下から居室を眺めたところ。
残念だったのは何となく部屋がカビ臭いように感じたこと…
窓際にはイス2つとミニテーブル。
部屋のスミにはお茶セットなど。
自分の不注意ではありますが、THE・和室な小上がりで足の指をぶつけるというハプニングも…
夕食をおえて部屋にもどるとお布団を敷いていただいてました。
幻想的で感動を覚えるロビー
御船山楽園ホテルの魅力の1つである『チームラボのランタン』について紹介します。
ココがわかる!
- はいってすぐ目の前に広がる幻想空間
- チェックイン後にはティーサービス
- 混雑回避には朝の時間帯がオススメ
はいってすぐ目の前に広がる幻想空間
正面玄関をはいると正に別世界!
チームラボによる『森の中の、呼応するランプの森とスパイラル – ワンストローク』が出迎えてくれます。
鏡の反射もあって無数のランタンに囲まれたような感覚に!
チェックインの際はスタッフの方も『下向きの懐中電灯』で照らしてくれるなど明かりを最小限に世界観を保つように努力されていました。
チェックイン後にはティーサービス
チェックインを終えると、受付奥のスペースでウェルカムドリンクとお菓子を頂けます。
15時過ぎはチェックインの混雑もピークで、ゆっくり寛いで鑑賞するには朝がオススメです。
混雑回避には朝の時間帯がオススメ
宿泊したのが10月末でチームラボ主催の『神々が住まう森』が開催されていたため、夕方から非宿泊客の方々も大勢いらっしゃいました。
そのためチェックインが混み合う15〜17時、夜間はゆっくり鑑賞には適していません。
一方で、翌朝の9時前後は人も少なくて好きなように写真や動画を撮影できました。
人の流れで変わるランタンの煌めき
ランタンの前でしばらく立ち止まると、強く輝きだして近くのランプに伝播するという仕様だそう。
チェックイン、夜間、朝で光り方がちがったような気がする
不規則で不思議で、でも温かい、ワクワクしながら見ていて飽きませんでした。
オリジナリティある食事も魅力
ココがわかる!
- ✘騒々しさが気になる宴会場
- 夕食のドリンク料金はリーズナブル
- オリジナル料理が際立つ夕食メニュー
- 一部がブッフェ式の和洋朝食
騒々しさが気になる宴会場
食事会場は間仕切りのない大広間に全グループが集まります。
横のテーブルとの距離も近くて話し声もよく通りますし落ち着かない感じもありました。
また食事を運んでいただく台車の台数、音も大きくて、それも気になりました。
料理の配膳スピードは早く感じましたが、私にはちょうどよかったので人によって良し悪しかもしれません。
夕食ソフトドリンク料金はリーズナブル
お酒の値段は妥当なところかもですが、ソフトドリンクの価格はリーズナブルに感じました。
オリジナル料理が際立つ夕食メニュー
4人用のテーブル。
前菜たち。
蒸した豚肉でナスを巻いていただきました。
お団子は自然薯(じねんじょ)とのこと。
夕食のカレーはなんとおかわり自由で、万人に受け入れられそうな甘めの味付けでした。
食後のデザートは抹茶でアッサリと。
一部がブッフェ形式の和洋朝食
自家製ローストポークは食べ放題!
お揚げを七輪で焼いてお味噌汁にイン。
釜焚きごはんが美味しかった…
御船山楽園ホテルのアクセス情報
御船山楽園ホテルは佐賀県武雄温泉に位置しています。
御船山楽園ホテルの住所
〒843-0022佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
東京・大阪方面からは『佐賀空港』『長崎空港』が最寄りかと思います。
御船山楽園ホテルの駐車場
駐車場はホテルから100mほど下り坂を降りた先にあります。
チェックインの際は正面入り口まで行って、車のキーを預ければスタッフの方が駐車場まで運んでいただけました。
御船山楽園ホテルの宿泊まとめ
御船山楽園ホテルの良いところ
- ◎チームラボ作品のロビーに感動!
- ◎初級者でも楽しめるサウナ
- ◎森林浴で味わう極上のととのい体験
- オリジナル感のある料理は楽しい
御船山楽園ホテルのイマイチ
- ✖本館和室はアチコチに古さを感じる
- ✖エレベーターが無い
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