スポーツバイクに見合ったサイクルロックは何を基準に選んだらいいの?
メーカーや形、素材などたくさんありすぎて結局オススメのカギはどれなの?
高価なロードバイク・スポーツバイクは鍵の選択を間違えると盗難のリスクが高くなります。
最強の鍵と名高いABUS製のサイクルロック【U GRIP BORDO】について、実際にABUSのサイクルロックを愛用しているブログ管理人よりカギの選び方とブレードロックのデメリットを含めたレビューをご紹介します。
盗難から守るには破壊されない頑丈な鍵と施錠の習慣と適切な駐車場の利用が重要!
- この記事を読んでほしい人
- ✦ABUSのサイクルロックを検討している人
- ✦ABUSブレードロックの正直なレビューを読みたい人
- この記事の結論
- ✦自身のスポーツバイクの購入価格に応じたレベルの鍵を選ぶべし
- ✦頑強さと持ち運び性能はトレードオフ、時にはセキュリティレベルDownもアリ
- この記事で分かること
- ✦ABUSのセキュリティレベルと補償制度
- ✦ABUSのブレードロックのメリット・デメリット
スポーツバイクに適切なサイクルロックの選定条件
- ママチャリのシリンダー錠は壊す手間が掛からないので防犯上オススメできない
- 車重の軽いスポーツバイクはロックだけしても持ち運ばれる恐れ
セキュリティの高さとは 破壊耐性(破壊までの時間を稼ぐ)と思いましょう
サイクルロック選びのキーワード
- 鍵の材質・太さ⇨破壊耐性
- ロックの長さ ⇨ 地球ロックの可否、鍵をかけるパーツ範囲を決定
- 携帯性能 ⇨ 自転車本体への取り付けがベスト、置き忘れの回避
いくら優れたカギでも重すぎたり持ち運びにくくて使わなくなっては意味がありません。
鍵のセキュリティの高さと価格はトレードオフ
またセキュリティの高いカギは価格も上がるので、自転車に合わせたモデルを選ぶことも重要でしょう。
個人的にブレードロックが最強の鍵と考えています。妻の自転車を購入した際にもABUSのブレードロックを選びました。
ABUSは盗難補償付きの最強なサイクルロック
- ABUSとは
- ✦1924年創業のドイツの老舗セキュリティブランド
- ✦サイクルロックでヨーロッパでは最大のシェアを獲得
- ABUSロックのセキュリティレベルとは
- ✦15段階のSECURITY LEVEL(セキュリティレベル)が設定
- ✦鍵の構造やロック部分の厚み、シリンダーの種類で決められる
日本よりも盗難リスクの高いヨーロッパで絶大な信頼を得ているところに頼もしさを覚えます
ABUS製ロックはセキュリティレベルで相対評価できる
SECURITY LEVELによる相対評価はわかりやいのでにも嬉しいところです。
見舞金の額と愛車の価格で比較するのもいいと思います
ABUS盗難見舞金制度とは?
補償対象となる条件
・新車購入後3年以内
・セキュリティレベル5〜15のABUSサイクルロックを正規販売店で購入
・ロック購入後、2週間以内に車体のオンライン登録済み
・ABUSロックを正しく取り付けた状態で盗難に遭った場合
※カギ以外の箇所(フレーム、固定した柵など)が切断された場合は対象外
補償内容
・LEVEL11~15: 最大¥120,000
・LEVEL8~10: 最大¥100,000
・LEVEL7: 最大¥50,000
・LEVEL5~6: 最大¥20,000
ABUSのカギには驚きの補償制度があります。
2022年1月時点の公式ページによると上記条件を満たした場合には、万が一盗難にあっても新車購入代金に対する見舞金が貰えます。
※カギ以外の箇所が切断されると保証対象外なので注意です!!
ネットショップの購入では盗難見舞金の対象かどうかご確認を!
【使用レビュー】ブレードロック 『U GRIP BORDO 5700/80』を解説
- モデル:U GRIP BORDO 5700/80
- ABUSセキュリティレベル: 7
- 方式: キー式
- 全長: 800mm
- ブレード厚さ: 5mm
- 重量: 900g
- 専用ホルダー付属: ボトルケージダボ穴に取り付け可能
私達が購入したのはブレードロックの『U GRIP BORDO 5700/80』・・・のはず。
カギに型番の記載が無く、もしかしたらマイナーチェンジなどあったかもしれません
5年つかってキズだらけでも未だ現役
購入から5年以上経過し傷はところどころについていますが、未だ壊れる気配は皆無!
購入後油をさすなどもしていませんが、解除キーの挿入も滑らかで現在もバリバリ活躍中です。
ブレードロックのセキュリティレベルは7
セキュリティレベル 7なので盗難御見舞金は5万円。
取り付けたのはクロスバイクRITEWAY(ライトウェイ)のSHEPHERD (シェファード)、新車でおよそ7万円ぐらいでした。
クロスバイク価格に対してはオーバースペックな感はありましたが、”最強のサイクルロック”と”見舞金制度”という言葉に心を惹かれて購入を決めました。
【使用レビュー】ABUS U-GRIP BORDOの施錠方法と注意点
スポーツバイクのホイールは簡単に取り外すことが出来るので、サイクルロックは必ずフレームとホイールを通してから施錠します。
下記写真の『U GRIP BORDO 5700/80』は、全長が80㎝でブレードの可動枚数は6枚あるので余裕を持って固定できます。
上記ロック方法であっても安心は出来ません。
スポーツバイクの重量は10㎏以下のものが多いので、自転車ごと持ち去られてしまう可能性があります。
そのため下の写真のように柱や柵といった固定物を巻き込んで施錠すると更にリスクは低減できます。
いわゆる地球ロック。
注意点としてはロックする際に自転車のボディと相手となる柱両方に傷や汚れが付く恐れがあることです。
所有者の許可が得られない場所では控えた方が良いでしょう。
自転車にもよりますが、ロック長80㎝なので前後輪のロックは難しい。
【使用レビュー】ABUS U-GRIP BORDOのデメリット
【ABUS】U GRIP BORDOはボトルケージ箇所に取り付けるマウントが付属しており、携帯性も優れています。
しかし問題点もあります。
ガタガタ道を走行すると、カギもカタカタと音が鳴るほど大きく揺れ動きます。
振動はフレームを通じてハンドルを握る手にも伝わるため、手を痛める可能性も。
短距離ならそれほどですが、長距離ではどうしても気になります。
振動などはクッション付きサイクルグローブの使用などで対応するしかありません。
さらに900gと重量もあるので、軽量化を美徳とするロードバイク愛好者には敬遠されることも。
実際鍵あり・なしでは走行時の疲労度が変わるので、長距離を毎日乗る方はこのブレードロックではなくもう少し低いグレードのものを検討してもいいかもしれません。
またこの重みを支えるためにマウントを付属のマジックテープでガチガチに止めているため、マウント固定箇所がフレームと擦れて塗装が剝がれてしまいました。
マウントの固定は私が使用している旧型のものはマジックテープですが、新型はアタッチメント部がプラスチックのストラップのようです。
いずれにせよ自転車との接触部は塗装の剥がれはおこりそうです。
新たに購入される方はマウントとフレームの間に何かを挟み込むか、別の持ち運び方法を検討してもいいかもしれません。
【ABUS U-GRIP BORDO】使用レビュー|おすすめブレードロック まとめ
ABUSのBORDO(ブレードロック)は高価で重いのがネックですが、安心感は絶大で、何のためらいもなく屋外駐車場を利用できています。
新しくサイクルロックを探しているけど、何を基準に選べばいいか迷っている方にはオススメしたい逸品です。
ご自身の自転車の利用頻度や走行距離など、スタイルに合わせてちょうどいいサイクルロックを見つけてみてください。
コメント