スポーツバイク車載に興味があるけど敷居が高そう…
車載の詳しい手順やポイントを知りたいなぁ
クロスバイク・折り畳みミニベロで車載とサイクリングを楽しんでいるブログ管理人が、トランク型キャリアを使った車載の詳しい手順について紹介します。
自転車の車載を検討している方の参考になること間違いないので、是非最後までご覧ください。
この記事で分かること
- スポーツバイク車載手順の全容
- 自転車を車載仕様に変える手順
- 車を汚れ・傷から守るポイント
トランク型キャリア・クロスバイク・車の情報まとめ
車載の手順で登場する『トランク型キャリア』『車』と『クロスバイク』について紹介します。
車載キャリア:IA300【カーメイト】
車の荷室入口高さ:最小67cm
自転車:シェファード【ライトウェイ】
【キャリア】インナーバイクフォークIA300【カーメイト】
インナーバイクフォークIA300の特徴
- 積載台数:1台〜2台まで
- 車載場所:後席とトランク
- 重量:3.3㎏
- フロントフォーク固定式
- 横幅87cm〜cmまで調節可能
初心者にはトランク型がオススメ!理由は次の記事で!
【車】トランク入口の最小高さは67cmと低い
『車』の荷室サイズ
- 車種:ステーションワゴン
- 荷室の最小高さ:67cm
- 荷室の横幅:約100cm
- 荷室の奥行:約140cm
トランクが低く通常のクロス・ロードバイクは車に載りません
背の低い車に乗っている方は、前輪だけでなく後輪やサドルも外すなど更なる工夫が必要です。
【自転車】シェファード【ライトウェイ】
クロスバイクのスペック・特徴
- シェファード【ライトウェイ】
- ホイールサイズ:26インチ
- 重量:10.3㎏
- ギア数:1×8速
- ブレーキ種: Vブレーキ
タイヤ径26インチでフレームもひと回り小さいですが、それでも『車』によってはそのまま載せることは難しいと思われます。
SUVや背の高いミニバンならばそのまま荷室に車載できるかも
車載の手順① | クロスバイクを車載仕様に解体
ロード・クロスバイクをそのまま積める大型車を除いて、車載仕様に変える手順を解説します。
準備に必要なグッズたち
- サドル外す場合:六角レンチ
- 汚れ防止:保護手袋(軍手など)
『背の低い車』なので後輪を外すパターンで手順を説明します!
車載の手順:クロスバイクの仕様変更
手順①-1.フロントホイールを外す
IA300はトランク型キャリアでフロントフォークを固定するので前輪を外します。
フロントホイール(前輪)を外す手順
- ブレーキケーブルを解除
- ひっくり返してホイールを抜く
Vブレーキのケーブルを台座から外します。工具はいりませんが手が汚れるので保護具は必須です。
クロスバイクをひっくり返してクイックレリーズを緩めてホイールをひっこぬきます。
手順①-2.荷室が低い時:リアホイールを外す
『手順①-2』~『手順①-4』は荷室の高さが低い車の場合には必須の作業になります。
SUVやミニバンなど『後輪を外さずに積み込める』場合は『手順①-5』に移動してください。
リアホイール(後輪)を外す手順
- ギアを一番外側・最小の歯に変速
- ブレーキケーブルを解除
- ひっくり返してホイールを抜く
後輪を外す前準備としてギアを変速しておきます。スプロケットの一番外側にチェーンがのっていることを確認してください。
なお、ブレーキケーブルの解除とは順番が逆でも問題ないです。
変速以外はフロントホイールと同様の操作で後輪を外します
手順①-3.荷室が低い時:リアエンドサポート4の取付け
リアホイールを外したら『リアエンドサポート4【ミノウラ】』を取り付けて自立できるようにします。
リアエンドサポート4取り付け手順
- クロスバイクをひっくり返す
- プーリーにチェーンをのせる
- クリックレリーズバーと同じ要領で固定する
プーリーにチェーンをかけることでチェーンのたるみが無くなり自転車本体や車も汚しづらくなります。
クロスバイクが自立できる角度に調整してクリックレリーズを固定すればOKです。
手順①-4.荷室が低い時:シートポストごとサドルを外す
後輪を外してリアエンドサポートに切り替えても荷室の高さが低い場合にはシートポストごとサドルも外してください。
サドルを外す手順
- 六角レンチでシートポストの固定を緩める
- シートポストを引き抜く
※ホイールを外し終わってから外す
シートポストを元に戻すことも考えて、シート高さに目印を書いておくとよいかも。
サドルがあるほうがクロスバイクをひっくり返した時に安定するので、最後に外してください。
手順①-5.ホイールバッグに収納
取り外した2つのホイールは専用のホイールバッグに収納します。
バッグの口に絞りが付いているのでホイールが飛び出して周りを汚すことはありません。
ゴミ袋には入らないので専用品は買ってもいいかも
車載の手順② | 車を汚れから守る準備
クロスバイクの土・油汚れを車内に拡げないように、また傷つきを防止するためにも車側も準備を進めます。
車載の手順②:車を汚れから守る準備
手順②-1.後席を倒してトランクを拡張
後席を倒してトランクと繋げてフラットな状態にします。
フラットに近く、荷室の高さ空間が広いほうが自転車の車載には向いています。
手順②-2.トランクに保護シートを敷く
車内を汚れや傷から守るために保護シートやクッションは置くべきです。
シートは荷室からはみ出てボディも覆えるぐらいにあるていど長めがオススメです。
手順②-3.キャリア位置を入口・奥に決める
通常『インナーバイクフォークIA300』というキャリアはトランク入り口に置くことを想定されています。
しかし荷室の低い車の場合トランク入り口にはキャリアを設置できません。
背の低い車は入口に置けない理由
- キャリア自体に高さがある
- キャリアを乗り越えないといけない
- 自転車を車内で約10㎝持ち上げるのは無理
高さ70㎝以下の荷室の場合には入口に設置するのは難しい…
私の場合は荷室が低い車なのでトランク奥側にキャリアを設置しました。
奥側に設置する場合には後席のドア同士でキャリアを横方向に固定できます。
手順②-4.車載キャリアを横に伸ばして突っ張らせる
『インナーバイクフォークIA300』は横幅87㎝から長さを調整して横方向に伸ばして安定化できます。
キャリアの横幅はネジ込みのボルトをひねって最終調整を行います。
フロントフォークを固定する台座は六角ボルトを緩め、ちょうどいい位置にずらします。
先ほどの六角レンチは台座のキャップとして保管できるので無くす心配はありません。
車幅や荷室高さに応じてキャリアと台座の位置を決めてください
車載の手順③ | トランクにスポーツバイクを車載する
『リアサポート4を取り付けたクロスバイク』を『保護シートとキャリを設置したトランク』に載せていきます。
車載の手順③:トランクにスポーツバイクを車載する
手順③-1.スポーツバイクを積み込む
フロントフォークは先端がとがっているので車内を傷つける恐れがあります。
キズ防止を考えてマットの上にフロントフォークを置いて滑らせれば作業的にも楽でオススメです。
天井に当てないように気をつけて奥まで滑らせます。
キャリア近くまで運べたらマットはどかしてかまいません。
手順③-2.フロントフォークをキャリアに固定する
台座のクイックレリーズ部分にフロントフォークをのせて固定します。
横から見ると上のような状態になります。
手順③-3.自転車を荷締めベルトで固定
トランクには荷締めベルトなどの通し穴が手前に2カ所・奥に2カ所ずつあります。
『荷締めベルト』で自転車フレームをしばっておくと走行中の揺れやガタツキが減って安定感が増します。
対角線上にピンと張った状態でベルトを締めこみます。
『インナーバイクフォークIA300』の付属ベルトは固定感はイマイチなので買い直すことをオススメします。
手順③-4.ホイール・サドルを載せる
自転車の固定が完了したらホイールバッグやサドルなど取り外したものを空きスペースに載せて完了です。
この記事で使った車載グッズたち
車載グッズの費用総額:¥22,490
- インナーバイクフォークIA300:¥12,174
- グランドシート:¥2,180
- リアエンドサポート4:¥4,576
- ホイールバッグ:¥2,580
- 荷締めベルト:¥980
今回の車載手順で紹介したグッズたちを紹介します。
スポーツバイクの車載手順まとめ
この記事のまとめ
- 自転車の車載には『スポーツバイクの解体』『車の保護』『積み込み』の3ステップ
- 荷室が低い場合には後輪を外して『リアエンドサポート』をつける
- 車の傷つき・汚れ防止にシートとマットを活用すべし
クロスバイクを車載する手順と注意すべきポイントについて紹介してきました。
適切な手順を理解して安全に車載とサイクリングを楽しみましょう。
コメント