クロスバイクでリュックより『楽で快適に』荷物を運ぶ方法は?
生活の足としてクロスバイクを使うためのオススメの荷物の積み方は?
リュック・メッセンジャーバッグに不満があるならば、『クロスバイクに荷物を運んでもらう』という発想はいかがでしょうか。
移動距離や荷物の量に応じて最善策は変わるので各手段のデメリットまで理解することが重要です。
エスケープRX3の積載性アップのために『カゴ・Wald137』を設置したブログ管理人より、クロスバイクで荷物を楽に運ぶ5つの方法をデメリットも含めて解説します。
- この記事をおすすめしたい人
- ・カバンで荷物を運ぶことに不満を感じている人
- ・クロスバイクで荷物を楽に運びたいと考えている人
この記事の結論
・カゴ設置 ⇨ クロスバイクを生活の足として活用したい
・キャリア ⇨ 使いどころを想像できる人 / 箱の運搬が多い人
・フレームバッグ ⇨ 荷物が少ない人
・サドルバッグ ⇨ バイクパッキングで長距離を走りたい人
・パニアバック ⇨ 長距離・大容量の荷物を運びたい人
リュック・メッセンジャーバッグの不満は2つ
- ①長距離では身体への負担が大きい
- ②暑い日は背中の汗ムレが不快
カバンを背負うことによる肉体的な苦痛がデメリットです
特に夏場の暑い日や長距離を走る際には注意が必要で、それぞれ詳細に説明していきます。
【デメリット①】長距離では身体への負担が大きい
重い荷物を背負ってのロングライドは上半身を痛めやすい
カバンの容量次第ではたくさんの荷物を詰め込めますが、重ければ重いほど首・肩・腰への負担も大きくなります。
2kgほどのリュックを背負って50km強の遠出でふと後ろを振り向いた際に首を痛めた経験があります。
首を痛めてから20km以上の移動でリュックを避けています
首はヒネるとなかなか治らないので無理は禁物です。
【デメリット②】暑い日は背中の汗ムレが不快
- 身体に密着するカバンは風の通りが悪い
- カバンを変えて接触面積を減らしても根本の解決にはならない
真夏の走行はつらいものですが、カバンを背負うと背中に汗がビッショリで不快度がさらにあがります。
朝の通勤・通学で背中がムレるとやる気が3割ダウン…早急な改善が必要です
以上から、リュックやメッセンジャーバッグに代わる『楽で快適な』荷物を運ぶ方法について考えていきます。
クロスバイクで荷物を楽に運ぶ5つの方法
カゴ・バスケットは生活の足としてベターな選択肢
- 【 こんな人にオススメ 】
- 生活の足として見た目の変化を許容できる人
- 【メリット】
- ・日常生活には必要十分な量の荷物を運ぶことができる
- ・カバンから小物まで様々な荷物を積載できる
- ・走行中にカゴに載せた荷物へのアクセス性は最高
- 【デメリット】
- ・外見はママチャリに近いものとなる
- ・カゴより幅広な荷物の積載は無理
- ・重心が前方にかたよるので車体のバランスが崩れやすい
通勤・通学からスーパーへの買い物まであらゆる日常生活に対応してくれる懐の深さがカゴの素晴らしさです。
その反面で見た目はクロスバイクのスポーティさを失いかねません。
安全面でみても駐輪時のバランスを崩しやすいのはマイナスポイントです。
オススメしたいカゴは『Wald137』
金属製の細身フレームで浅型のカゴであれば良い意味で目立ちづらく見た目への悪影響を最低限に抑えることができます。
私のオススメはWald137!詳細なレビュー記事もご参考に!
クロスバイク・エスケープRX3にカゴを設置した姿が気になる方は以下の記事をご覧ください
Wald137以外でオススメなカゴについてはこちらの記事をご覧ください。
フロント・リアキャリアは『玄人向け』で人を選ぶ
- 【 こんな人にオススメ 】
- 使い所を想像できる人・日常的にダンボール箱を運搬する人
- 【 メリット 】
- ・見た目はクロスバイクとマッチする
- ・寿司やピザなど平置きは得意分野
- ・カゴやパニアバッグの設置など次の用途へと拡がりやすい
- ・リアキャリアを使えばダンボール箱を運ぶことも可能
- 【 デメリット 】
- ・荷物固定には別売りのバンドが必須
- ・バンドの固定が甘いと段差で荷が吹き飛ぶおそれがある
- ・柔らかいものは潰してしまうので苦手
- ・モデルによっては大幅に車重が増える
スポーツ感のあるクロスバイクの見た目にはマッチしたカスタマイズです。
バンド・ロープを別途購入する必要がありますが、使い方によっては大きな荷物も運ぶこともできます。
デメリットとしては荷を固定するのが面倒で落下のリスクも抱えていること
総じて使いこなせるかどうかはユーザーに委ねられる部分が大きくて玄人向きなのかと思われます。
Amazonなど宅配の荷物をコンビニ受け取りにするのが多い方にはオススメできそう
フロントフォークに取り付けの『ダボ穴』がない場合は『フェンダーアダプター』でダボ穴を増設しましょう。
ダボ穴を増設するための詳細は次の記事からどうぞ
オススメしたいフロントキャリア『ADEPTトランスポーター』
静止状態で10kgの耐荷重を誇るフロントフォークに固定するキャリアです。
横幅30cm越えと十分なサイズでダンボールの運搬だって楽勝です
オススメしたいリアキャリア『RITEWAY パニアキャリア』
日本の自転車メーカー『ライトウェイ』の商品ですがあらゆるクロスバイクに設置できます。
パニアバッグをつけた際に足がバッグに当たらないように設計されているのが特徴です。
フレームバッグ・サドルバッグはクロスバイクのフレームに取り付けるカバン
クロスバイクのフレームに直接取り付けるので『クロスバイクに荷物を運んでもらう』というコンセプトにふさわしく共通点は以下のとおり。
使用場所やデザインは違いますが、『クロスバイクにつける』という思想は同じ
- 【 共通するメリット 】
- ・防水素材など高機能モデルが多い
- ・ベルクロテープで固定するだけで取り付けに工具は不要
- ・スポーティでクロスバイクの見た目とも相性がいい
- ・バッグはクロスバイクの中央に取り付けるので、直進時の走行への影響は小さい
- 【 共通するデメリット 】
- ・比較的高価なので駐輪時は盗難のリスク高い
- ・基本的に容量は小さくクロスバイクのフレーム形状に左右される
- ・詰め込んだ荷物を運ぶ手段が別途必要 ※リュックになるモデルもあるが、デザイン性は良くはない
フレームバッグは小物の収納で重宝する
- 【 こんな人にオススメ 】
- 財布、スマホ、水筒などの荷物の少ない人
- 【メリット】
- ・走行中でも荷物へのアクセスが良好
【デメリット】
・引き上げた太ももとバッグが擦れる恐れがある
- ・ボトルケージを使っている場合はボトルが取り出しづらくなる
- ・ベルクロテープで数カ所は固定する必要があって面倒
フレーム中央の三角形スペースに取り付けます。上記のエスケープRX3のフレーム内側は比較的広いスペースが確保されています。
フレームバッグが常設なら駐輪場まで荷物を運ぶためのカバンも必要で、詰替え作業がメンドクサい
サドルバッグは長距離移動の荷物を運ぶのにオススメ
- 【 こんな人にオススメ 】
- バイクパッキングを体験してみたい人
- 【メリット】
- ・長距離移動の着替えなど走行中に使わない荷物の収納に適している
- ・一世を風靡したバイクパッキングの代表的なカバン
- 【デメリット】
- ・荷物の詰め込み方にコツがあって上手く入れないと容量を活かしきれない
- ・カーブを曲がったりすると車体が左右に振られやすい
「サドル」とサドル下の「シートポスト」に巻きつけることでサドルバッグを設置できます。
容量は10リットルほどあるモデルもあって思いのほか荷物は入りますが、上手く詰め込まないとスキマだらけでスペックを活かしきれないことも。
乗車しているとサドルバッグの中身にはアクセスできないため荷物の選定は慎重に
パニアバッグは本格的な長距離移動のためのカバン
- 【 こんな人にオススメ 】
- コスト度外視で長距離・大容量の荷物を運びたい人
- 【 メリット 】
- ・クロスバイクの見た目とマッチして旅するクロスバイクに生まれ変わる
- ・カバンの着脱が容易で、取り外すとリュックになって担いでいける
- ・キャリアの両側につけることができて積載能力は非常に高い
- 【 デメリット 】
- ・走行中はカバンへのアクセスができない
- ・リアキャリア設置が必須
- ・選択肢の中で最も導入コストが高い
クロスバイクやロードバイクなどスポーツ系の自転車にとって大容量の荷物を運ぶための最適解なのではないでしょうか。
最大のデメリットはなんといっても導入コストの高さで新規参入の障壁となっています。
カッコいいのですが『田舎だと浮いてしまう?』『通勤には本格的過ぎるか…』という懸念も浮かびます
『クロスバイクで荷物を運ぶ方法』まとめ
この記事の結論
・カゴ設置 ⇨ クロスバイクを生活の足として活用したい
・キャリア ⇨ 使いどころを想像できる人 / 箱の運搬が多い人
・フレームバッグ ⇨ 荷物が少ない人
・サドルバッグ ⇨ バイクパッキングで長距離を走りたい人
・パニアバック ⇨ 長距離・大容量の荷物を運びたい人
荷物量や走行距離によってオススメな手段は変わってきます。
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